英検、2026年度第2回から本人確認厳格化 身分証の猶予終了

日本の中高生なら生徒手帳に写真を貼って学校の割印をもらえば済みますが、米国の学校が発行する student ID には割印という習慣がなく、氏名も英字表記のみなので、この特例は使えないと考えたほうが安全です。一時帰国中に日本の会場で受ける場合も、米国内の準会場で受ける場合も、パスポートのように協会が有効と定める顔写真付き身分証の原本を当日に持って行くのが確実です。忘れたときの提出期限「日本時間の翌々日午前9時30分」は、時差14〜15時間分早まるので、米国中部時間では翌日の夜にあたります。帰国生入試で英検の級を評価する学校もあり、受験のために帰国日程を組む家庭も少なくありません。身分証がなく受験できなければ次回まで数か月待つことになるので、日本のスケジュールで動く試験は、期限を米国時間に読み替えて準備してください。
記事の要約
日本英語検定協会は2026年9月4日、2026年度第2回検定以降の「英検(従来型)」「英検S-CBT」「英検S-Interview」における本人確認の取り扱いを発表しました。なりすましなどの不正防止のため、2026年度第1回から強化している顔写真付き身分証明書による本人確認を続けるとともに、団体準会場の2次試験進出者に認めていた後日提出の猶予措置を終了します。
第1回検定では、1次試験を団体準会場(学校など)で受け、公開会場での2次試験に進んだ受験者が当日に顔写真付き身分証を忘れた場合、提出期限を延ばす措置がありました。第2回以降はこの猶予がなくなり、当日持参しなかった場合は試験日翌々日の午前9時30分(日本時間)までに協会指定の方法で提出しなければなりません。
顔写真のない学生証・生徒手帳を使う場合の具体例も公開されました。生徒手帳なら余白や増補ページに顔写真を貼り、写真に学校の割印があれば有効です。カード型学生証も表面か裏面の余白に写真を貼って割印があれば有効で、余白がなければ台紙に学生証と写真を貼り、境目に割印を押します。ラミネート加工の学生証に後から割印を押す場合は、印影が消えたり写真を貼り替えたりできないよう保護が必要としています。
有効とするには、(1)学校発行であること、(2)本人の顔写真が貼付されていること、(3)写真に学校の割印があること、(4)氏名などで本人確認ができること、(5)当日に原本を提示できること、の5条件をすべて満たす必要があります。対象の試験・級や有効な身分証の種類は英検のWebサイトで確認できます。