空飛ぶタクシー、ダラス含むテキサス4都市結ぶ構想 試験飛行も

日本では東京―大阪のような都市間移動は新幹線が当たり前ですが、テキサスの4大都市の間には新幹線のような高速鉄道がありません。ダラスからオースティンやヒューストンへは、何時間も車を運転するか、空港まで行って国内線に乗るかの二択です。
空飛ぶタクシーの構想は、この「鉄道の空白」を空で埋めようとするものです。ただし記事の通り、どこに離着陸場を造るか、騒音や事故時に誰が対応するかはまだ決まっておらず、ダラスの街中から乗れる日がいつ来るかは示されていません。当面は、出張や家族旅行の移動手段として車と飛行機を前提に計画するのが現実的です。
記事の要約
電動の垂直離着陸機(eVTOL)を使った「空飛ぶタクシー」について、テキサス州運輸省(TxDOT)が主導する「Project Nexus」が、オースティン、ヒューストン、ダラス、サンアントニオを結ぶ路線網を最終的に目指しています。
米連邦航空局(FAA)は今年、eVTOLなどの新しい航空機を国の空域に組み込むための試験事業を全米で8件選び、テキサスもその一つに入りました。この夏にはフォートワースでProject Nexusの試験飛行が公開され、Joby Aviationの機体が飛びました。 立ち会ったショーン・ダフィー運輸長官は「航空の世界が変わった日として振り返ることになる」と述べています。
機体によっては時速200マイル、航続距離は数百マイルに達するものもある一方、小型で短距離向けの機体もあります。
一方、受け入れ側の準備は追いついていません。オースティン市のマイク・ロジャース・アシスタントシティマネージャーは「これから来るものではなく、もう来ている。少し遅れている」と認めました。空域はFAA、事業はTxDOTの管轄のため、市の権限は限られる見込みです。同市は離着陸場「バーティポート」の場所、騒音、飛行ルート、建築規制、事故時の救急対応などを検討しています。