フォートワース動物園でガビアル8匹孵化 4年連続で記録更新

アメリカの動物園の看板は、長さがフィートとインチ、体重がポンドで書かれています。日本の動物園のメートル表記に慣れていると、15〜16フィートと言われても大きさがすぐに浮かびません。1フィートは約30センチ、3フィートで約1メートルと覚えておくと、看板の前で子どもに聞かれたときに答えられます。16フィートなら約4.9メートル、教室の横幅くらいです。
気温も同じで、テキサスでは100°Fを超える日を triple digits と呼びます。「Triple digits again this weekend」は9月のダラスでは挨拶のようなもので、天気予報でもこの言い方が普通に出てきます。華氏と摂氏の換算式を覚えている人は少なく、「100を超えたら外は無理」と体で区切っている人がほとんどです。日本の真夏日・猛暑日にあたる線引きが、こちらでは100°Fという一本の線になっています。
記事の要約
フォートワース動物園で、インドガビアルの赤ちゃん8匹が今年孵化した。同園での繁殖成功は4年連続で、1年に8匹が生き残ったのは過去最多。ガビアルはワニの仲間で、野生に残る成体は1000頭を切っており、絶滅の危険が最も高い「近絶滅種(critically endangered)」に分類される。
変温動物を担当するアソシエイト・キュレーターのヴィッキー・プール氏によると、8匹が加わったことで園内の幼いガビアルの数は倍以上になった。細長い口先が特徴で、体より先に口先が伸びる時期をプール氏は「ぎこちない思春期」と呼ぶ。やがて体が口先に追いつき、オスの成体は15〜16フィート(約4.6〜4.9メートル)まで育つ。「大きくなったら顔のそばには近づかない」という。
孵化した8匹はまだ成長中で公開されていないが、成体と若い個体は爬虫類・両生類の展示館MOLAで見ることができる。MOLAにはヘビ、カエル、カメ、魚、カメレオンもいる。
訪ねるなら時間帯に注意したい。12日土曜は最高101°F(約38℃)、体感温度は106°Fまで上がる見込みで、午後1時から8時まで高温注意報(Heat Advisory)が出ている。 13日日曜も最高100°F、体感104°F。日中の屋外は避け、開園直後の午前中に回るのが現実的だ。