淑徳中(東京・板橋)中3全員が海外語学研修 1週間か3か月

帰国後の進学を考えると、まず学年暦のずれが効いてくる。米国の学校は8月下旬に始まり5月に終わる。日本は4月始まりなので、渡米・帰国の時期によっては同じ年齢でも学年が一つずれる。米国の公立校では学年の配置を最終的に決めるのは学区側で、親の希望どおりにならないこともある。
日本の中学受験は例年1月から2月に集中する。海外に住んでいると、この時期に一時帰国して受験するか、学校ごとの帰国生入試を使うかの二択になりやすい。帰国生入試は「海外在住が何年以上」「帰国から何年以内」といった条件が学校ごとに違い、募集要項を各校で直接確認するしかない。
淑徳のように在校生全員が海外研修や留学を経験する学校は、帰国生が浮かずに済むという点で候補になる。ただしこの記事は学校紹介であって入試情報ではないので、条件は必ず学校に問い合わせて確かめたい。
記事の要約
教育情報サイト「リセマム」が、「中高6年間一貫教育を考える会」の書籍『とっておきの私立中学校』から抜粋する形で、東京都板橋区の淑徳中学校を紹介した。中高一貫の共学校で、約130年前の創立時に創設者の輪島聞声氏が掲げた「進みゆく世におくれるな、有為な人間になれよ」を理念とする。仏教を軸に置く学校だが、仏教徒でない生徒も多く在籍している。
コースは、中学が「スーパー特進東大選抜(セレクト)」と「スーパー特進」の2つ。高校ではこれに「特進選抜コース」と「留学コース」が加わって4コースになり、高2から留学コース以外は文系・理系に分かれる。
海外経験の位置づけが特徴だ。中学3年生は全員が海外語学研修に参加し、滞在期間は1週間または3か月。中1・中2には希望制で、アメリカかイギリスにホームステイする2週間のプログラムがある。高校の留学コースはクラス全員が1年間留学し、5か国・約40の提携校から行き先を選ぶ。帰国後は高2の夏から全員一緒に学習を再開する。ネイティブ講師が英語のみで進めるIP(International Perspective)の授業もある。国際交流の取り組みは40年以上前から、共学化は約30年前、探究学習と1人1台のタブレットは10年以上前に始めている。
記事は学校紹介で、学費や帰国生入試についての記載はない。所在地は板橋区前野町5-14-1、東武東上線ときわ台駅または都営三田線志村三丁目駅から徒歩約15分。電話は03-3969-7411。