元Meta幹部、McKinneyとRichardsonのメドスパ2店を買収

日本で美容医療といえば「〇〇美容クリニック」で、医師の診察を受けてから施術に進むのが普通です。米国のメドスパは名称に「スパ」が付き、内装もサロンに近いのですが、注射剤のように医療行為にあたる施術を扱います。実際に針を持つのは看護師やPA(フィジシャン・アシスタント)で、医師は監督者として関わる形が多く、施術中に医師が常時その場にいるとは限りません。
費用は保険が効かず全額自己負担です。日本の自由診療と同じで価格は店舗ごとに違い、注射剤は薬剤の単位数で請求される方式が一般的なので、予約時に「総額でいくらか」「追加費用が出るのはどんな場合か」を確認しておきたいところです。
もう一点、施術後に肌のトラブルが起きたとき、駆け込む先はその店ではなく皮膚科(dermatologist)になります。米国の専門医は紹介や予約が前提で、当日に診てもらえるとは限りません。受ける前に、かかりつけ医の体制を確かめておくと安心です。
記事の要約
Meta Platformsで6年間プロダクトマーケティングの責任者を務めたJoseph Luchenta氏が、メドスパ(メディカルスパ)チェーンVIO Med SpaのMcKinney店とRichardson店を今年第2四半期に買収した。さらにProsperでの新規開業を計画している。2店舗はいずれもUSハイウェイ75沿いにある。
VIOによれば、Luchenta氏は北テキサスの成長地域のフランチャイズ権を確保した。ただし対象地域の境界は公表されていない。同社の最高開発責任者Ryan Rao氏は、Prosperを「この地域で最も成長の速いコミュニティの一つ」と位置づけ、既存2店の強化と新規出店の両輪で北テキサスでの密度を高めたいと述べた。Luchenta氏はMetaの前にはMcKinsey & Co.に在籍。今後18〜24か月は既存2店の立て直しに注力し、その後にProsperの用地を選ぶとしている。
VIOは2017年創業、テネシー州ナッシュビルに本社を置き、20州で65店舗を運営する。北テキサスではDallas、Flower Mound、Planoにも店舗がある。扱うのは注射剤(injectables)、肌の若返り施術、高機能フェイシャル、ウェルネスサービス、医療グレードのスキンケアなど、外科手術を伴わない美容・健康の施術だ。
Entrepreneur誌の2026年Franchise 500ではメドスパ部門で3年連続1位。全米で175を超えるフランチャイズ地域を設定・売却・計画済みという。2024年9月にはプライベートエクイティのFreeman SpogliがVIOの過半数株式を取得している。Grand View Researchは世界のメドスパ市場を2026年時点で278億ドル、2033年には782億ドルに達すると見込む。