Fort Bend学区、10月に中高の通学区域を採決

日本では学区の見直しはめったに起きません。米国、特に人口が増え続けるテキサスでは、学校が定員を超えるたびに境界を引き直します。今回のように中学で694人、高校で1,050人から1,561人が対象になる規模の変更が、数年おきに出てきます。
DFWでも事情は同じです。Frisco ISDやProsper ISDは新しい学校が開くたびに通学区域を組み替えてきました。「この学区だから」と家を選んでも、数年後に別の高校へ割り振られることがあります。物件情報に載っている学校名は購入時点のもので、将来を保証しません。
押さえておきたいのは救済措置の中身です。Fort Bend ISDの案では、高校生と新8年生は今の学校に残れますが、バスは出ません。米国の学区の残留規定はたいていこの形で、残る選択をすると毎日の送迎を家庭が抱えることになります。片道の距離が日本の通学とは桁違いなので、共働きだと現実的でない場合もあります。
記事の要約
ヒューストン近郊のFort Bend ISD(シュガーランド、ミズーリシティ)が、中学・高校の通学区域の変更を10月に採決する見通しだ。8月31日の教育委員会で、Beth Martinez副教育長が説明した。狙いはAustin、Elkins、Travisの3高校の生徒数超過を解消し、小学校から中学、高校へのフィーダーパターン(進学の流れ)をできる限り揃えることにある。
8月に示された案は、中学の調整が1案、高校の調整が2案。中学案は694人が対象で、Crockett、Hodges Bend、Garcia、First Colony、Fort Settlement、Baines、Coleman、Lake Olympia、Dulles、Sugar Landの各中学校が関係する。高校の2案はElkins高校の混雑をどう緩めるかで分かれ、第1案はElkinsの一部をClements高校へ移して約1,050人が対象、第2案はQuail Valley中学校をDulles高校の区域に変えたうえでElkinsの一部をClementsへ移し、1,561人が対象となる。
学区は今年すでに小学校7校の閉鎖を決めているが、今回の中高の境界見直しで閉鎖される学校はないとしている。8月18日から30日にかけて実施したオンライン調査には2,805件の回答が集まった。
変更が承認されても、現在高校に在籍する生徒と、新学年で8年生になる生徒は今の学校に残ることを選べる。ただしその場合、学区はスクールバスを出さない。
今後は9月8日の週に少人数の委員会会合、9月16日に学区境界諮問委員会が調査結果を検討、9月28日の定例会で住民の意見を報告し、10月5日の検討会で最終勧告をまとめる。