カウボーイズ、控えQBにサム・ハウエル ミルトンは放出

9月最初の週は、こちらの生活のリズムが切り替わる時期になる。レイバーデー(9月第1月曜)で夏が終わり、学校は8月中旬に既に新学年が始まっていて、そこにNFLの開幕が重なる。日本の「9月は2学期の始まり」とは順番も気分もずれている。
NFLは開幕直前に全球団が一斉にロースターを53人へ絞る決まりで、だから今の時期はどの局でも選手の去就が報じられる。日本のプロ野球の戦力外通告が秋に個別に進むのと違い、こちらは日時(今回なら火曜午後3時)まで決まった一斉処理として行われ、ニュースの量も桁違いになる。
カウボーイズの練習施設The Starはフリスコにあり、日系駐在家庭が集まる地域のすぐ隣にある。併設の商業エリアは普段から一般に開放されているので、チケットを買わなくても行ける。職場や学校の保護者どうしの雑談は9月から冬までカウボーイズの話が相当な割合を占めるため、PrescottとHowellという名前だけでも押さえておくと会話の入口になる。
記事の要約
フリスコに本拠を置くダラス・カウボーイズは8月31日、クォーターバックのJoe Miltonをウェーバーにかけ、Dak Prescottの控えとしてSam Howellを53人ロースターに残した。Brian Schottenheimerヘッドコーチは9月1日、「非常に、非常に難しい決断だった」と述べ、Miltonには自ら伝えたと明かした。決め手は安定感だったという。
「全体の仕事ぶりを見たときに、いくつかの局面で攻撃の遂行という点でSamのほうが少し多くをやってきた、と感じた」とSchottenheimer氏。Howellは2022年のリーグ入り以降20試合に出場し18試合で先発している。一方のMiltonは5試合の出場で先発は無く、ルーキー時代の第17週ビルズ戦で試合の大半に出た経験がある。同コーチはHowellについて、全員がどこにいて、それが間隔にどう影響するかを分かっており、進行を速く読めると評価した。
球団はMiltonの復帰を望んでおり、ウェーバーを通過すれば17人の練習生ロースターに迎え入れたい考え。他球団からの関心があったことも示唆しつつ、「彼にも選ぶ権利があるべきだ」と述べた。Miltonが戻らない場合は、空いた1枠で別のクォーターバックと契約する見込み。
ウェーバーの期限は9月1日午後3時(中部時間)。この時刻までに他の31球団のいずれも獲得を申請しなければMiltonは自由契約となり、どの球団の53人ロースターまたは練習生ロースターに入るかを自分で選べる。