英検ライティング、AI採点で3回解き直すと平均1.5〜2.3点上昇 旺文社

米国の学校に通うお子さんは英語で毎日書いていますが、英検のライティングは別物です。現地校のエッセイは自分の主張を段落を重ねて展開するのが基本ですが、英検の「英文要約」は与えられた文章を決められた語数に縮める作業で、採点基準も観点ごとに点数が決まっています。英語が得意な子ほど書きすぎて減点される、という話はよく聞きます。
日本の中学・高校・大学の入試、とくに帰国生入試では英検の級を出願資格や加点に使う学校があるため、日本での進学を考える家庭には準1級・2級は現実的な目標です。一方、米国で進学を続けるなら英検は必須ではありません。お子さんがどちらの道に進むかで、英検に時間を割く価値が大きく変わります。近くに英検の採点に慣れた先生がいない地域では、こうした即時採点のツールが対策の手段になります。
記事の要約
旺文社は2026年9月18日、英検のライティングに特化した「ライティングAI採点」で、同じ問題を繰り返し解き直すとスコアが上がる効果を確認したと発表しました。
対象は準1級と2級のライティング問題です。学習開始時に同社独自の合格水準(16点満点中12点)に届いていなかった利用者が同じ課題を解き直したところ、初回と比べて3回目の採点では平均1.55〜2.34点上がり、合格水準と同じ水準に達したとしています。準1級は全体で約1.5〜2.2点、2級は約1.6〜2.3点の上昇で、どちらも特に「英文要約」の内容が改善したといいます。
このシステムは英検の採点基準に沿って、どこを直すべきかを即座に返す仕組みです。採点実績は2026年9月時点で8万件、利用者満足度は9割以上。「身近に採点する人がおらず対策できていなかった」「文法ミスの原因と直し方を示してくれた」といった声が寄せられています。
使えるのは、過去問をスマートフォンで解けるWebアプリ「受験生のための英検カコモン」と、旺文社の問題集に対応した無料アプリ「学びの友」です。カコモンは「旺文社まなびID」(無料)の登録が必要で、AI採点機能は一部有料。学びの友では対象書籍のWeb特典として提供され、こちらも一部有料です。なお、AI採点は日本英語検定協会の監修を受けたものではなく、採点の品質について協会の認定は受けていないと旺文社自身が明記しています。