ローワー・グリーンビル近くに新築クラフツマン 179万ドル

日本の家は新しいことそのものが価値で、建て替えを前提にした物件も少なくない。こちらは逆で、古い様式をわざわざ新築で再現し、それが高く評価される。周囲と揃っていることが資産価値を守るという考え方で、地区によっては外壁の色や窓の交換にHOAや歴史地区の許可がいることもある。
間取りの発想も反対だ。日本は部屋を仕切って個別のエアコンで冷やすが、こちらのオープンフロアはダクトで家全体を一度に冷やす集中空調(HVAC)が前提にある。壁を抜くリフォームが日本ほど身構えずに行われるのはそのためだ。
中古が主流の市場なので、内見では築年数より「屋根とHVACをいつ交換したか」を聞くのが実際的。テキサスの夏は、エアコンが止まった時点で家に住めなくなる。
記事の要約
不動産メディアCandysDirtが、ダラス市内Vickery Place地区の5449 Goodwin Ave に完成した新築住宅を取り上げた。5ベッドルーム・5バスルーム、4,055平方フィート(約377平方メートル)で、Cambria Real Estate Services の Chris McColpin が179万ドルで売り出している。
外観はクラフツマン(Craftsman)様式を踏襲した。露出した垂木、勾配の緩い屋根、柱で縁取られた深いポーチと、この地区の街並みにそのまま溶け込む造りだ。ハイウェイ75へ抜ける並木道沿いの一帯は装飾ブラケットや煉瓦の柱を持つクラフツマン住宅が肩を並べており、記事の筆者は学生時代の通り道だったこの道を「クラフツマン・コリドー」と呼んでいたという。
中に入ると印象が変わる。居間には石張りの暖炉と造り付けのクレデンツァ、キッチンはキャビネット下のLED照明とカウンター下のバックライトで見せる造りにし、ウォールナットの木部で温かみを補う。2階の主寝室は杉の梁を現しにして、手仕事を見せるというアーツ・アンド・クラフツ運動の思想に寄せた。
裏庭にはもう一つ大きなポーチと芝生が広がる。門を出れば Vickery Place と Lower Greenville の飲食店、買い物、ナイトライフが待つ立地だ。