ダラス市予算案 図書館は縮小、プール6か所は1年延命

市の予算は議員だけで決まらない。この日も Flock カメラの件で住民が public comment に立ち、多くの反対意見が記録された。発言に滞在資格は関係なく、駐在ビザでも学生ビザでも、その市に住んでいれば事前登録して意見を述べられる。図書館カードや市営プールの利用も同じで、ビザの種別は問われない。
分かれるのは投票だ。市議を選べるのは米国市民だけで、永住権を持っていても市議選・市長選には投票できない。資格がないのに有権者登録や投票をしてしまうと、後の帰化申請で決定的な不利になる。つまり「意見は言えるが、決める人は選べない」状態のまま、住んでいる街のサービス水準が決まっていく。図書館の開館時間のように暮らしに直接効く話ほど、公聴の場に出る意味がある。
記事の要約
ダラス市議会は水曜、2026-27年度予算案の修正を詰めた。総額は過去最高の56億6000万ドル。売上税収の先行きが読めない中、公共安全への支出を大きく増やし、その分を各部門の削減で埋める構図で、議員は仮投票(straw poll)で残す修正を選んでいった。
図書館は明暗が分かれた。成人向け学習サービスには12か月分の12万5000ドルが戻り、その間に Workforce Solutions Greater Dallas や Dallas College などとの提携運営へ移行する。一方、Paul Ridley 議員(District 14)が求めた264万ドルと59人分の復活は通らず、分館の週51時間開館と土曜開館の維持は見送られた。財源案が大統領の日(Presidents' Day)を市の祝日12日から外すことで、勤務する消防士の割増手当も消えるため、支持が集まらなかった。
立ち退きに直面する借主への法的支援には50万ドルが付いた。ホームレスの街頭支援の拡大分を振り替えたもので、さらに上積みを求める案は届かなかった。ダラス市警の Flock 自動ナンバープレート読取カメラ150万ドルを廃止し、100万ドルを地区のインフラに、50万ドルを立ち退き支援に回す案は、住民の意見表明では支持が多かったものの、議員の多数はカメラの存続を選んだ。
老朽化した市営プール9か所のうち6か所(Bonnie View、Everglade、Martin Weiss、Pleasant Oaks、Tommie Allen、Walnut Hill)は、一度きりの水泳事業費70万ドルで2027年シーズンも開く。ただし設備が壊れて修理できない場合は早期に閉じる。動物保護局には17万5000ドルが追加された。