ダラスの家賃が1年で13%下落 ─ 全米屈指の下げ幅、交渉の余地あり

これは駐在にとって数少ない「追い風」のニュースだ。日本と決定的に違うのは、米国の賃貸は家賃が交渉できること。日本の賃貸で「家賃を下げてください」と言う習慣はまずないが、こちらでは供給過剰の局面では普通に通る。
具体的には、更新(renewal)の 60〜90 日前に届く更新通知が交渉のタイミング。周辺物件の相場を示して据え置きや減額を求める、あるいは「1 ヶ月分フリーレント」「駐車場代の免除」といった条件で調整されることも多い。黙って更新すると値上げされたままになる。
もう一つ。プレイノ 7.1%、アービング 4.7% に対しダラス市内は 13% と、下げ幅に差がある。日本人駐在が集中するプレイノ・フリスコは学区の人気で下がりにくい。学区を取るか家賃を取るかが、いま特にはっきり分かれる局面にある。
記事の要約
賃貸情報の Zumper の 8 月調査で、ダラスのワンベッドルームの家賃が前年同月比 13% 下落したことが分かった。テキサスは全米で最も家賃の下落が大きい州となり、オースティン・ヒューストン・ダラスが下落率の全米 1〜3 位を占めた。
ダラスのワンベッドルームは 月 1,270 ドル、ツーベッドルームは 月 1,810 ドル(前年比 13.4% 減)。
DFW 内の他都市も下がっている。プレイノは 7.1% 下落して月 1,310 ドル、アービングは 4.7% 下落して月 1,210 ドル。フォートワースは 3.3% 減の 1,160 ドル、アーリントンは 1,080 ドルで前年と変わらず。
原因は供給過剰だ。好況期に大量に建てられた集合住宅が吸収しきれていない。Zumper の Shawn Mullahy CEO は「テキサスは供給が需要を大きく上回ったときに何が起きるかを、そのまま示している」と述べ、「オーナー側が入居者を奪い合っているため、いま借り手側に交渉力がある」と指摘した。この状況は供給が吸収されるまで続くという。