ダラス郡庁舎の停電が3週間 1階2階の窓口は開設

日本なら市役所に行けば、住民票も戸籍も税金も国民健康保険も一か所で片づく。テキサスは窓口が層で分かれている。婚姻許可証(marriage license)の発行と固定資産税の納付は郡、運転免許は州の DPS、水道やゴミは市。どこが担当かを取り違えると、丸一日が消える。
在米の日本人が郡の窓口に出向く典型は、国際結婚の婚姻許可証と、持ち家の固定資産税の二つだ。住宅を買った方、長く住む予定の方には毎年ついて回る。駐在で会社が多くを代行してくれる場合でも、婚姻や出生に関する証明書は本人が出向いて取るものが多い。
今回止まっているのは郡の Records Building で、1階と2階は開いている。ただし他の階の部署は職員が交代で在宅勤務をしている状態が続いてきた。用があるのがその部署なら、出向く前に郡のサイトで窓口の開閉を確かめてから車を出したい。
記事の要約
ダラス郡の行政庁舎 Dallas County Records Building が、3週間近く完全復旧しないまま運営を続けている。発端は8月26日未明、ダウンタウンの Elm Street で水道本管が破裂し、庁舎脇にある Oncor の電力ボールトが水没したこと。郡の4000アンペアの主遮断器が安全装置として遮断し、3枚あるパネルのうち1枚が焼損した。
County Administrator の Darryl Martin 氏によると、技術者は記録的な高温で水道管が正常に収縮しなかったことが一因ではないかとみている。極端な低温が引き起こす破損と似た現象だという。Main Street でも先週、別の本管が破裂し、ダウンタウンの住宅の駐車場に水が流れ込んだ。
新品の遮断器は、手に入るまで最短で8か月と業者から言われている。同型をデータセンターが使っており供給が逼迫しているためだ。郡は9月12日の週末に建物の電源を再び全て落とし、中古の再生パネルを設置・試験した。月曜午後の時点で正常に動いている。
それまでは確保した発電機で7階建ての建物の50〜70%しか賄えず、職員は交代で在宅勤務をしてきた。発電機自体も市中から払底しており、Martin 氏は入手困難の理由にもデータセンターの需要を挙げた。一方、婚姻許可証の発行や固定資産税の納付など住民が直接用のある部署がある1階と2階は、停電の間も閉めずに開け続けている。