ダラス市議5人、大型データセンター新設の一時停止を要求 30日以内に公聴会

日本では、どこに何を建てられるかを13種類の用途地域で細かく決めています。ダラスではデータセンターという区分そのものがなく、「通信交換施設」として住宅地に近い商業・オフィス区域にも建てられるのが現状です。家を買う方、長く住むつもりの方は、近所の空き地がどの区分(zoning)かを確かめておくと、後から大きな施設が建って驚くことを避けられます。
ナンバー読み取りカメラは、日本にも警察の「Nシステム」がありますが、設置場所や台数は公表されず、住民が議会で賛否を述べる場面はまずありません。こちらでは台数も契約も市議会の議題になり、会議のたびに住民が意見を述べています。
記事の要約
ダラス市議会で、データセンターや監視技術への規制を強める動きが出ています。チャド・ウェスト(第1区)、ハイメ・レセンデス(第5区)、ローラ・カデナ(第6区)、キャシー・スチュワート(第10区)、ポール・リドリー(第14区)の5議員が、大規模な「ハイパースケール」データセンターの新規許可を一時停止する案について公聴会を求めました。要請の受理は9月23日で、公聴会はそこから30日以内に開く決まりです。日程は未定です。
懸念は騒音、熱、水、電力です。市の試算では、ハイパースケール施設は延べ100万平方フィート超、電力100メガワット超、水の直接消費は冷却方式により年500万〜5,000万ガロンに及びます。ただし市内にハイパースケール施設はまだなく、既存の23施設は小規模で、昨年の市の固定資産税収は約1,030万ドル。2025年1月以降の騒音苦情は1件で、違反はありませんでした。
現行規則にデータセンターの区分はなく、「通信交換施設」として工業・商業・オフィス・ダウンタウンなど多くの区域で個別審査なしに建てられます。一時停止は専用区分を作るまでの時間稼ぎの狙いです。
ナンバー自動読み取りカメラ「Flock」も議論の的です。8月にアボット州知事が州の資金を凍結し、ダラス市警は689台のうち321台を停止しました。